合唱伴奏を素敵に弾くコツ♪「歌いやすい伴奏」って?

学校での合唱伴奏は、ピアノを習っている子どもたちにとって、日頃の練習の成果を発揮できる素敵な機会のひとつです。
クラスのみんなが歌う中、ピアノの前に座って演奏し、合唱を支える伴奏者。
普段のピアノの発表会とはまた違った経験ができる、とても大切な舞台だと思っています。
私自身も小学生・中学生の頃から学校で合唱伴奏を経験し、その後、少年少女合唱団や大人の合唱団、第九合唱団、声楽を学ぶ学生さんなど、さまざまな方の伴奏をしてきました。
チェコで暮らしていた頃にも多くの伴奏を経験し、「人と一緒に音楽を作る楽しさ」をたくさん学びました。
そんな経験から、伴奏をする生徒さんたちにいつも伝えていることがあります。
それは、
「伴奏者にとって一番大切なのは、歌う人が歌いやすいピアノを弾くこと」
ということです。
では、「歌いやすい伴奏」ってどんな演奏なのでしょう?
① ピアノも一緒に呼吸しよう
ピアノは、フルートやトランペット、そして歌のように息継ぎをしなくても、次々と音を出すことができます。
そのため、伴奏者だけがどんどん先へ進んでしまうことがあります。
でも、歌っている人には当然、息継ぎが必要です。
「ここでみんなが息を吸うな」
そんなことを感じながら、ピアノも歌と一緒に呼吸してみましょう。
ほんのわずかな呼吸を感じるだけでも、合唱はずっと歌いやすくなります。
② 困ったときには「助っ人ピアノ」
これは私が昔から生徒さんに使っている呼び方なのですが(笑)、伴奏者は時々、歌っている人をさりげなく助けることができます。
たとえば合唱の音程が少し不安定になったとき。
そんなときに、必要なメロディーの音をピアノでほんの少しだけ聞こえるように弾いてあげると、歌っている人が音を見つけやすくなることがあります。
もちろん、伴奏者がメロディーを大きく弾いてしまってはいけません。
あくまで、聴いている人には気づかれないくらいにそっと。
伴奏者は、歌っているみんなの「助っ人」でもあるんです。
③ 歌う人以上に曲を知ろう
伴奏者は、自分のピアノパートだけ弾ければ完成!ではありません。
どんな歌詞なのか。
どこで音楽が盛り上がるのか。
どこで静かになるのか。
どんなテンポで歌いたいのか。
合唱全体をよく知っていることが、とても大切です。
特に学校の合唱では、生徒さんが指揮を担当することも多いため、ピアノが合唱全体のテンポや雰囲気を支える場面もたくさんあります。
だから伴奏の練習をするときには、ぜひ一度、自分で歌いながらピアノを弾いてみてください。
全部のパートを歌ってみると、
「ここ、意外と息が苦しい!」
「この音、取りにくいんだ」
「ここはもう少し待ってあげた方が歌いやすいな」
など、ピアノだけを弾いていたときには気づかなかったことが見えてきます。
伴奏は、上手にピアノを弾くことだけが目的ではありません。
一緒に演奏する人の音を聴き、相手を感じながら、一つの音楽を作っていくこと。
それが伴奏の大きな楽しさだと思います。
犬山市のエンジェルトーンピアノ教室では、学校の合唱伴奏やオーディションの曲もレッスンしています。
伴奏者に選ばれた生徒さん、これからオーディションに挑戦する生徒さんも、ぜひ楽譜を持ってきてくださいね♪
次回は、**「合唱伴奏者に選ばれたら、本番までにどんな練習をしたらいい?」**をテーマに、実際の練習方法について書いてみたいと思います。

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