夏に響く、それぞれの『がんばり』

今日は久しぶりに雨の朝。
ショパンのピアノ協奏曲を聴きながら、丁寧にコーヒーを淹れました。
コンクールに翻弄されて、こんなふうに朝のコーヒーをゆっくり味わうのは本当に久しぶり。
お空にいる祖母、母、そして主人にも、それぞれのカップにコーヒーを淹れて──
穏やかな、朝のひとときとなりました。
(こんな時期だからかもしれませんが)
ふと、胸に浮かんだのは、
「なぜこんなに苦しい思いをして、ピアノを続けているんだろう」という問い。
ピアノを続ける道は、決して平坦ではありません。
ときに孤独で、しんどくて、自分でもわからなくなることがあります。
何年かぶりにピティナに挑戦している娘も、昨日は「ピアノやめるわ〜」なんて言っていました。
でも今朝、その娘はピアノの前に座り、
基礎練習からガッチリとスタート。
誰に言われたわけでもなく、まるで何かに導かれるように…。
結局、私たちはまた“音の前”に戻ってくる。
それが本当に不思議で、どこか「繋がり」のようなものを感じるのです。
そんな朝に、また一つ嬉しい報告がありました✨
夏休みに入ってもコツコツ努力を続けているエンジェル生のみんな。
その中のひとり、小学6年生の綾夏ちゃんが、
一番乗りで「がんばり表」のシールページをゴールしました!
その過程で、スケールも、超判定カードも、しっかり覚えられました👏
今年はみんなの進みが早い!これもエンジェル生さんたちのすごいところ。
ここから続々とゴール達成の生徒さんが出てきそうです♪
さらにもうひとつ、嬉しいご報告です✨
中学生のレッスン生、紗良ちゃんが
合唱コンクールの伴奏者オーディションに挑戦し、
楽譜をもらってたった2週間で仕上げ、見事、伴奏者に選ばれました!
楽譜を受け取ったその日に特別レッスンの約束をして、
本当に一生懸命取り組んでくれました。
おめでとう!
日々の積み重ねが、こうして花開く瞬間を見られるのは、
私にとって何よりの喜びです。
今、隣の部屋では子どもたちがピアノを弾いています。
その音を聴きながら、ふと思うのです。
娘の音、息子の音、
そして教室に通うすべての生徒さんたちの音──
どれもが、世界にたった一つの“尊い音”。
苦しさや葛藤の中にも、
一音一音に宿る“命の輝き”のようなものを、私は感じています。
ピアノを続ける理由。
その答えはきっと、人それぞれの中にあるのでしょう。
けれど、こうして毎日「誰かの音」に触れていると、
私たちはきっと、“繋がり”を辿っているのだと感じるのです。
時間も、人も、心も──
音楽がきっと繋いでくれている。
今日も、がんばりましょう。
愛知県犬山市のピアノ教室 エンジェルトーンピアノ教室 ストラトゥラット里枝
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